専門職大学とはsenmonshoku
専門職大学とは、2019年に55年ぶりにスタートした新しい大学制度です。
特定の職業のプロフェッショナルになるために必要な知識・理論、そして実践的なスキルの両方を身に付けることができます。
カリキュラムには産業界や地域社会と連携した内容も組み込まれ、講義だけでなく、学内・学外での実習が豊富に組まれているのも特徴の 1つです。また、卒業時には「学士(専門職)」の学位が授与されます。
職業重視の専門職大学
専門職大学 5つの特徴
1. 授業の3分の1以上は実習・実技
専門職大学では、卒業に必要な単位の1/3以上を実習・実技の授業とする必要があります。その内20単位(約600時間)は実際の企業などでの臨地実務実習などにあてられ、専門的かつ応用的実践力を身につけることができます。
2. 理論と実践をバランスよく学べる
専門職大学の授業は、原則1クラス40人以下の少人数制で行うことと定められています。
本学でも多くの科目で双方向の少人数教育を取り入れ、ディスカッション、ケース・スタディ、ワークショップなどを通して人間力×実践力×創造力を身につけます。
また、理論に精通した研究者と各業界の現場経験豊富な実務家教員による両方から授業を受けられ、現場を常に意識した学びを得られます。
3. 超・長期の企業内実習で現場を体験できる
専門職大学では実際の企業等での臨地実務実習などの時間数が4年間で20単位(約600時間)と長時間にわたり、専門的かつ、応用的実践力を身につけることができます。本学でも実務家教員による授業では実際の現場を意識した学びを得ることができ、ビューティ&ウェルネス産業にかかわる企業経営者の方とのディスカッションなども設けられます。
4. 他分野も学べ、応用力が身に付く
専門職大学では、豊かな創造力を身につけられるのも特徴の一つです。今までにない新しいアイデアを生み出せる人材、業界をリードする人材を育成します。 本学でもビューティ&ウェルネスの専門知識とサービスを体系的に学ぶ「講義」と実践を通して理論を理解し効果的なトリートメント方法を修得する「演習・実習」により社会が必要とする”ビューティ&ウェルネス”人材を育成していきます。
5. 学位がとれる
専門職大学では卒業すると「学士(専門職)」の学位が授与されます。また、大学卒の人材として、就職、大学院進学、留学などの選択の幅が広がります。 また、本学ではビューティ&ウェルネス産業に必要な専門資格の取得も目指していきます。
学びの比較! 専門職大学と大学・専門学校の違いとは
専門職大学は、一般の大学と同様に幅広い教養教育や学術に基づく専門教育を実施することに加え、実践的な教育や関連する他分野の教育を取り入れたハイブリッドな大学です。
専門職大学 | 大学 | 専門学校 | |
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修業年限 | 大学:4年 短大:2年または3年 | 大学:4年(一部6年) 短大:2年または3年 | 1年以上 (2年制が最も多い) |
学びの特長 | 産業界との連携を軸に、高度で実践的な能力と豊かな創造力を養う | 幅広い知識やテーマを扱い教養を身につけ、研究を通して理論や応用力を育む | 特定の職種に対する知識や技術、また資格取得に向けた教育の実施 |
実習 | 大学(4年間)で600時間以上、短大(2年間)で300時間以上の実習が組まれている | 資格・免許取得など法令に規定されている場合を除き、インターンシップや実習の実施内容は大学や学部によりさまざま | 資格取得が必須条件である場合や、即戦力を育成するため、インターンシップや実習が充実している学校が多い |
学位・称号 | 大学:学士(専門職) 短大:短期大学士(専門職) | 大学:学士 短大:短期大学士 | 専門士、高度専門士 |
教員 | 業界経験豊富な実務家教員(専任教員の4割以上)と、理論に精通した研究者教員 | 優れた研究実績や特殊な技能を持つ研究者教員 | 業界に精通した知識や高度な技能を持つ実務家教員 |
一般的な美容系専門学校の2年間は技術習得が主となり、店舗管理やマネジメントなどの教育を行うには時間が足りません。
一方、学術研究の発展を担う大学は、実践的な実習で実技を身につけるには適しません。消費者から信頼され、業界が求める人材を育成するために、 4年間で必要な課程を学べる専門職大学が求められているのです。
ビューティ&ウェルネス専門職大学では、理論に裏打ちされた専門的かつ実践的な技術を備え、「ビューティ&ウェルネス」のプロフェッショナルとして「美」と「健康」の領域を切り拓き、「ビューティ&ウェルネス産業」を牽引・発展させるリーダーとなる人材を育成します。