【健康経営企業訪問⑤】パーソルホールディングス訪問レポートextracurricular activities
こんにちは。今回、パーソル様を担当させていただきました、 ビューティ&ウェルネス専門職大学/Professional University of Beauty & Wellness 2年の平野瑞樹です。
健康経営企業訪問1日目の8月19日午後、 東京都港区南青山にあるパーソルホールディングス様を訪問いたしました。
はじめに、パーソルホールディングスの概要についてです。
パーソルホールディングスは2008年に設立し、いくつかの事業を持つ、持株会社です。日本を拠点とする総合人材サービス会社で、多数の子会社を通じて人材派遣、職業紹介、アウトソーシングなど、幅広い人材サービスを提供しています。
パーソルのビジョンは「はたらいて、笑おう。」であり、全ての人が仕事を通じて充実感や満足感を得られる社会の実現を目指しています。
パーソルは日本国内だけでなく、海外にも事業を展開しており、アジアを中心に多くの拠点を持っています。グループ全体の従業員数は数万人にのぼり、日本の人材サービス業界で重要な地位を占めています。
パーソルワークスデザイン株式会社は、1962年に創設、1971年に設立されました。事業内容は大きく4つあります。
- BPOソリューション(資格検定や保険会社向け代行サービスなど)
- ヘルプデスクコールセンター(ヘルプデスクやサービスデスクなど)
- ヘルスケアソリューション(健診支援や特定保健指導など)
- HRソリューション(採用支援や応募者管理・内定連絡など)
各種業務を最適化するコンサルテーションから実際の運営まで一気通貫でお客様をサポートしています。
パーソルワークスデザインは、企業の業務効率化やコスト削減を実現するためのアウトソーシングサービスを提供する専門企業です。幅広い業務プロセスに対応し、高度な専門性を活かしてクライアント企業の成長を支援しています。
詳細については『パーソルグループ https://www.persol-group.co.jp/ 』を調べていただきますと、具体的な取り組み内容をご覧いただけます。
今回は、パーソルホールディングスのグループ人事本部人事開発部エキスパートの松永様、パーソルワークスデザインのBPO事業本部 本部長の加藤様、ヘルスケアソリューション部営業課 課長の丸田様、管理本部人事部人事管理課の小田様・中川様にお時間をいただき、本社の会議室にて約2時間にわたりお話を伺いました。
パーソルグループでは、人的資本の経営の一環として社員の健康増進に取り組んでいます。パーソルホールディングスでは、持株機能としてグループ社員の健康管理プラットフォームの整備や、そこから得られた情報を活用し、データドリブンな意思決定支援などをグループ会社に提供しています。これは、持株会社(ホールディングス)だからこそできる取り組みだと感じました。
また、パーソルホールディングスは2024年に「健康経営優良法人(大規模法人部門)」に認定されました。さらに、パーソルキャリアやパーソルファクトリーパートナーズ、パーソルAVCテクノロジーなどのグループ内の他の企業や関連組織も中小企業部門で認定されています。
パーソルワークスデザインの人事サービスは、プラスしてRPOと人材開発があります。
私が、すごく興味深いと思ったサービスは「KATAruru」というアバターを用いて心理師に相談できるツールです。このサービスを使うことで気軽に相談でき、特に様々な悩みを抱える若手社員に必要なサービスであると感じました。
パーソルワークスデザインでは、健康経営について積極的に取り組み、2024年に健康経営法人ホワイト500に認定されました。パーソルワークスデザインでは、以前から健康経営宣言や禁煙プログラム、健康意識アンケートなどを実施してきました。しかし、社内が健康ではないことに気づき、「テスト対策」健康経営から「パーソルワークスデザイン社員のため」の健康経営に変化しました。
健康経営の目的は、社員の心身の健康やエンゲージメント向上です。そのためにパーソルワークスデザインでは、次の3つの要素を取り入れました。
「社員の巻き込み」「メンタルセルフケア」「パーソルワークスデザインらしいイベント」
私たちも今回、パーソルワークスデザインで実施しているPWD体操をみんなで行いました。すごく楽しく、体も心もリフレッシュできました。
最後に3つのグループに分かれて、グループワークを行いました。
お題は『「はたらいて、笑おう。」「はたらくWell-being」「ワクワクワーク」を世の中に普及・浸透するためにはどんな取り組み/サービスを開発するか』
どんなサービスや施設が社内にあったら楽しいか意見を出したいました。社内にサウナルームを設けたら、面白いのではないかなどユニークな意見もたくさん出ました。働く人にとってワクワクする職場があるということは生産性の向上だけでなく、精神的負担も大幅に減少するだろうと思いました。
今回も訪問を通して、パーソルワークスデザインの健康経営について、非常にポジティブな感想を持っています。
まず、従業員の健康を重視する姿勢は、企業としての成熟度を示しており、特に現代のビジネス環境においては非常に重要であると思います。社員の健康が保たれることで、離職率の低下や生産性の向上が期待でき、結果的に企業全体のパフォーマンスに良い影響を与えるでしょう。
また、従業員のエンゲージメントが向上することも大きな利点です。企業が従業員の健康に配慮することで、従業員は会社に対する信頼感を持ち、モチベーションが向上します。これが、長期的に見て企業の持続可能な成長に寄与するでしょう。
さらに、健康経営を推進することで、企業としての社会的責任を果たす姿勢が評価されると思います。特にメンタルヘルスや職場環境の改善に対する取り組みは、今後さらに重要視される分野だと思います。
総じて、パーソルワークスデザインが健康経営に積極的に取り組んでいることは、非常に前向きであり、企業の価値を高める一因となると感じています。この取り組みがさらに発展し、より多くの従業員に恩恵をもたらすことを期待しています。
最後になりましたが、お忙しい中、私たちの訪問を受け入れてくださった社員の皆様に厚く御礼申し上げます。
※「#健康経営® 」は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です