お知らせ過去の講演
第24回ビューティ&ウェルネス研究会を開催しました
2024年11月19日(火)、ビューティ&ウェルネス専門職大学附置のビューティ&ウェルネス研究所にて、「音が観えるか? 能の華」と題した研究会が開催されました。今回の研究会では、能楽 囃子方 大倉流小鼓方十六世宗家、大倉源次郎氏をゲストにお迎えし、能楽の魅力とその奥深い文化に触れる貴重な機会となりました。
能楽の魅力に迫る講演と小鼓の体験
講演では、能楽の歴史や文化、囃子方小鼓の演奏技術について、大倉氏が実際の演奏を交えながら解説を行いました。特に注目されたのは、「音が観える」という能楽独特の表現がもたらす美の概念でした。
さらに、大倉氏の指導のもと、会場の参加者が実際に小鼓の演奏を体験する場面もありました。手拍子やリズムを取りながら、大倉氏と共に一体となって音を奏でる体験に、参加者からは「能楽に親しみを感じた」「音を通じて新たな発見があった」といった感想が寄せられました。
未来の伝統文化を語る座談会
後半の座談会では、ビューティ&ウェルネス研究所の籔内所長と大倉氏が対談し、能楽を次世代に継承するための課題や可能性について深く語りました。大倉氏は、「伝統文化を守るだけではなく、新しい視点を取り入れ、現代社会に適応させることが重要」と述べ、能楽を通じた教育や国際交流の重要性を強調しました。
籔内所長もこれに応じ、「能楽のような伝統文化は、心と体の調和を育む教育にとって欠かせない要素。美と健康を追求する本学の教育理念とも深く通じる」と語りました。
日本文化の魅力を広げる一歩に
本研究会は、本学の「美と健康」に関する研究を広める活動の一環として行われ、学生や地域住民に能楽の魅力を体験しながら学ぶ貴重な機会を提供しました。伝統文化の深さと、その未来への可能性を感じる場となり、参加者一人ひとりに新たな視点をもたらしたイベントとなりました。
ビューティ&ウェルネス研究会では、今後も様々な分野で活躍する専門家を招き、学びと気づきの場を提供していく予定です。皆様のご参加をお待ちしております。